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第三戦折尾愛真短期大学との試合が幕を開ける…

大河内瞭介

2024年4月28日

2部リーグ優勝候補の一角に名を連ねる折尾愛真短期大学。ここを勝たなければ、優勝はない大一番。APUはこの試合をものにできるのか…

 APUは初回得点圏にまでランナーを進めるが、後続が倒れ無得点に終わる。APUの先発は濵田(新宮)、初回から安定感あるピッチングを繰り広げ、チームに流れを呼び込む。


 3回裏9番にバントヒットを許すと、得点圏にランナーを進められる。先制点は許したくない場面。2番打者に変化球を拾われ、三遊間に抜けそうな打球をサード末次(立命館宇治)がダイビングキャッチでピンチを脱する。

 

 先制点が欲しいAPUは4回の表に2アウトから相手の四球と打撃妨害で満塁のチャンスを作る。8番梶原(白石)がフルカウントまで粘り、四球をもぎ取り先制。欲しかった点がAPUのスコアボードに刻まれる。


 4回表、打ち取った打球をファンブルしエラー。続く打者にヒットを浴び1アウト2,3塁となる。濵田がギアを上げ投じたストレートに相手打者が詰まらされる。ショート山崎(東山)が落ち着いて処理しホームタッチアウト。ピンチを脱する。


 6回表には先頭の伊藤志(長崎西)が四球で出塁すると、5番篠塚(東福岡)が勢いを殺した絶妙なバントを披露する。終盤に差し掛かる手前で追加点が欲しい中、それぞれが役割をこなす。しかしここからは下位打線。ここで2塁ランナーの伊藤志が三盗を仕掛ける。相手捕手の送球が逸れ外野にボールが転がる。その間にホームイン。喉から手が出るほど欲しかった追加点を取る。

 

 2点差となった7回裏。疲れが見え始めた濵田。先頭に四球を与えてしまう。何とか2アウトまでこぎつける。しかし甘く入ったツーシームを捉えられ1点を返されてしまう。それでも7回1失点、先発としての役割を十分に果たした。


 8回裏、APUはクローザーの呉屋(St. Louis)にスイッチ。先頭打者をセカンドゴロに打ち取り、クリーンナップに対しては自慢の角度のあるストレートで見逃し三振に切って取る。

 

 勝利まであとアウト3つとなった9回裏。先頭に執念のヒットを打たれ、バントで得点圏に進められる。しかしここはクローザー呉屋。残りのアウト2つを難なくとり、ゲームセット。APUが投手戦を制し無傷の2連勝となった。

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